彼氏はアイドル!?

英太の頭を菜月の言葉がぐるぐる回った。


まさか…
そんなわけ…

あいつが…?


「ねぇ…私じゃ、璃音ちゃんの代わりにはなれない?」

菜月は英太の胸に飛び込んだ。

「璃音ちゃんみたいに可愛くもないし、いい子じゃないけど…ずっと好きだったの…」

「菜月さ…」

うるんだ瞳で英太を見上げると、
自ら唇を寄せ、戸惑う英太にそっとキスをした…