彼氏はアイドル!?

「あ…」

公園にいくと菜月がベンチに座っていた。


「ふふ…また会っちゃったね。」

優しくほほえむ。

こんな人がマスコミにたれこむわけねぇじゃん。

なんのメリットもない。


英太は菜月の隣に座った。

「あれ?荷物…足治ったの?」

菜月は首をふった。

瞳が涙がにじむ…

「璃音ちゃんに追い出されちゃった…」

「え?なんで…」

「英太君の部屋に遊びに行ったのばれちゃって…
私が仲良くしてるのが気に食わないみたい…」

「そんなわけないよ…」

「どうして…?」

「俺…ふられてるからさ。」

「そう…でも分かるな。璃音ちゃんの気持ち…」

「え?」

「女はずるいの…ふったとしても、ずっと好きでいて欲しいって思うのよ。心地よいから…」