「わあ…けっこう広いのね。」 「荷物こっちにどうぞ。」 璃音は自分のものをぱぱっと端に寄せると 菜月を案内した。 「ごめんね。」 「いえいえ。朝も一緒に行きましょうね。肩貸しますから。」 「ふふ…英太君も同じ事いってた。」 (え…?) 「優しいわよね。彼…」 「あ…ですよね…」 何故か胸がチクンとして、苦しくなった…