彼氏はアイドル!?

夜、会社の近くの居酒屋に寄った。

「璃音ちゃんってさ、雪月花と仲よくない?」

菜月さんはピンポイントで名前を出した。

璃音は少し動揺した…

「あ…そうかな?」

「よく話してるよね。」

「う〜ん、内緒だけど…あの人たち事務所の社員寮のマンションに住んでるんです。それでたまに会って挨拶するくらい。」

少し嘘をついた。


「そうなんだぁ。」

「菜月さんは雪月花どう思います?」

「う〜ん。特に…仕事だからね。別にファンでもないかな」

菜月さんは
ワインを綺麗に飲み干すと、
店員さんに同じものを頼んだ。