彼氏はアイドル!?

それぞれが出発し、
最後に昌と麻衣子が残った。

「麻衣子さん…無理矢理ですね。」

「ああ、俊〜…」

あからさまに肩を落とす麻衣子。

「だって、俊兄の事…」

飽きれる昌に麻衣子はきっと顔をあげる。

「いいの。璃音の方が好きだし…」

麻衣子は振り向いて
昌に指を立てる。


「それに昌だって璃音がすきでしょ〜」

「…な!」

「ふんっ。麻衣子様をなめないでよね。」

昌はため息をついたあと、すこし笑った…

「ふ…僕ら似てるかも知れませんね。」

「は〜バカかな。私たち…」

「バカでもいいですよ。」

「ふふ…幸せになってほしいよね…」

晴れた空を見上げる横顔を昌は見つめた。

「麻衣子さん…良かったら沖縄、案内しますよ。」

「ほんとっ?あれ食べたいっ!!」

(食い気か…)