「ちょっと、速くない!?」


結局無理矢理と言う形で乗せられた私。




「んー、別に?」


そう言っている傍から

ますます速くなっている気がするんですが。



昔っから奴はいじめっ子で。

祥吾によると私は「いじめ甲斐がある」ようで。

昔っから迷惑している。



しかし私は不覚にも

幼い頃からそんな祥吾も好きなのだ。



うん、不覚にも。