正直、由美が店の中までついて来なかったことに感謝している。


ついて来させたのはあの店はナンパする馬鹿が沢山来る場所だから。


お目当ての品は由美が好きなオルゴール。


あ、因みに由美の為。


なんて、


何サラリと恥ずいこと言っているんだ、俺は。


長年の想いを伝えることを最近俺は決意した。



その日を待っていたら今日になったのだ。