"ガシャーン!"


お店のカウンターから食器の割れる音がした。


びっくりして店の中に居るほぼのお客さんが

カウンターに目を向けた。


「すごい音だっ……」

         たね。

目の前の光景に私は言葉を失った。


カップ同士が密着していて

傾けられているカップからは茶色い液体が

私の抹茶ラテに注ぎ込まれていた。