爽介があたしにかけた――
最強の、魔法。



信じていいんだよね、その言葉?



あたしも――行ってみたい。


一度は諦めかけた、その高みに。



自分の夢だから、だけじゃない。


爽介とだから、行ってみたい。
行ける気がする。



――ありがと、爽介。


爽介のおかげで、止まってた
あたしの時計が、また
時間を刻み出したよ。



そう。

もう、動き出した。



もうこれ以上、あたしは
自分をごまかさない。


あたしに勇気を出すきっかけを
くれた、爽介と一緒に。


絶対に、一番高いところ
まで、登りつめてやるん
だから――!!





     ☆☆☆☆☆


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