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次の日。



その日の休憩時間は、
マッキーと咲希と、近くの
カフェでご飯を食べてた。


咲希とは、休憩室で声を
かけてもらって以来、彼女の
性格や新人同士の親しみ
やすさもあって、けっこう
仲良くなってる。


まあ、咲希にしてみれば、
あたしといるともれなく
専属トレーナーのマッキー
とも一緒にいられる機会が
多いっていうメリットもあるし。


そんな下心もバレバレなん
だけど、それでもにくめ
ないのは、ひとえに咲希の
キャラ勝ち。

恋する女はカワイイって
ことかな?


マッキーは、あたしの
オーダーテイクもだいぶ
サマになってきたから、
そろそろ次のステップに
進もうって言ってくれたりして。


3人で賑やかにランチして、
急ぎ足で店に戻る。


荷物を置くためにロッカー
ルームに入ると、最初の
ドアを開けた所で、そこに
いた人とばったり出くわした。


「あ、築山さん。
お疲れ様です〜」


あたしの前にいた咲希が
声をかけたとおり、そこに
立ってたのはコック服の雫。