そしてあたしをギューと強く抱きしめた。

「ガッカリじゃなかったの?」

「ガッカリだね、しかも夏だから暑い」

あたしは「変だよ」と笑った。


「うーちん、星いっぱいあるよ」

空を指差してサトが言った。
あたしもつられて空を見た。


住宅街だから星空がくっきり見える。


「あ」

あたしは思い出して言った。

「サトって北斗七星わかる?」

「え?アレでしょ?」

サトが指差しした所に北斗七星があった。


「あたしの友達でね、北斗七星とカシオペア座間違うヤツいるの」

思い出して笑った。

「うーちん、その友達大好きでしょ?」

「うん。親友だしね。男の子なんだけどさ」

「へー、男の親友って変わってるね」

「そうかなぁ?今、あたしの後輩と付き合ってるよ」

サトは笑顔であたしが話すヒロの事を聞いていた。


「その友達もサトの事、変だって言ってた」

「オレって変なの?」

サトは首を傾げる。

「多分ね。でもあたしは好きだけど、変なところも」

あたしは自分からサトにギューと抱きついた。