「北海道で暮らすんだって…。お父さんの…出張が長引くから。…一輝とはばいばいだね」 ただ涙が溢れる。 そんな私を一輝は抱きしめた。 「泣くなよ。いつだって会えるだろ?」 会えないよ。ここからどれだけ離れてると思ってんの。 さよならするのはやだよ! ずっと一緒にいたいよ。