少し元気がでた。 愛菜といる瞬間だけ、すべてを忘れられた。 「おい!帰るぞ~!!」 遠くから誰かが叫んだ。 2人が振り向く。 遠くにはお兄ちゃんとなのる男。 「やばいっ!」 内緒で出てきたのになんでバレるの…。 「誰あの人」 「ちょっとね…また紹介する。またね。ありがとう」 男を無視して家に帰る。 「おい、奈々香!無視するなよ。」 「ついてこないでください」