「ったく、反抗期か?」



と私がいない時、お兄ちゃんとなのる男は言った。





「いきなり男がくるから照れてるんじゃない?」




「おいおい!実の兄に照れるなよ…!」





一階からこの会話はうすうす聞こえた。




「照れてないもん…」




そう呟いて布団に潜り込んだ。