大和のバカっ!
バカ、バカっ!!
傘を持つのも忘れて、あたしは大和の家を飛び出した。
雨なのか、涙なのか分からない水滴で、あたしの顔はぐちゃぐちゃ。
漏れる嗚咽に、口元を押さえると、さっきの感触が蘇って、あたしな頭の中も、もうぐちゃぐちゃ。
友達だと思ってたのに、大和は違ったの?
大和にとってのあたしは、他の女の子たちと同じだったのかな。
特別だと思ってたのは、あたしだけ?
考えれば考える程、あたしの頭は混乱して、ほとんど眠れずに朝を迎えた。
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