前を向いてみると
太陽が腰を低くしながら
あたしを見つめていたよ
その時思った

この陽射しはあたしに
前進しろ、自分で一番を目指せと
アドバイスをくれている

確かに下を向いてばっかじゃ
何かに
簡単にぶつかってしまうよ

そうならないように
あの光の固まりは
あたしの道しるべに
なってくれている

そう
夕方時
朝方時だけの時間に

昼間だけ
届かないところに
行ってしまう

ちょっぴり意地悪な
あたしだけの
道案内士