――――仲摩君? 保健室の扉を開けると、中にいたのは先生じゃなくて仲摩君だった 「お前、何の用?」 変な沈黙を破ったのは仲摩君 「へっ?!あぁ… 朝から具合悪くて保健室で休ませてもらえるかなって」 ボーっとしていた私は変に声が裏返ってしまった (最悪……絶対笑われちゃうよ) ギュッと目を瞑っていた私の耳に聞こえたのは笑い声なんかじゃなかった。