Morning moon

二人とも疲れたみたいで、今日は早く休みたいと言った。

太陽はまだ高い所にあったけど、奏美と沙欄は、自分たちの新居になるマンションへ帰った。

マンションに戻ると、まずは杖をどこかに封印しなくてはいけない。

とりあえず、二人が必ず一緒にいる場所、寝室に決めた。

これで、全て完了だ。

「全部終わったのね。」

「ああ、終わったよ。」

「これでちゃんと夫婦だ。」

奏美の両脇から手を入れ、軽く持ち上げるとそのままベッドに降ろした。

「奏美…愛してる。」

「私もよ、沙欄…。」

微睡む意識の中で、二人は森を散策する。

今宵も月は天から見守る。

全ての生あるものに幸あれと。


―――暁方の月は私の味方――


~fin~