Morning moon

「アランも王家の血ををきちんと受け継いでいるんだね。あの年齢で妻を決めてしまうんだから。」

「でも大丈夫かしら?ロランやミリーに話しておいた方がいいんじゃない?」

「そうだな、また王妃が卒倒しないように、今回は話しておくことにしよう。」

奏美は、ナオミに向かって言った。

「ねえナオミ。アランとの約束は、絶対に誰にもしゃべったらダメよ?もし言ったら約束はなしになっちゃうの、わかった?」

「ほんとに?わかった!ぜったいいわないよ!かなみもないしょにしてね。」

アンとデイビスは先ほどの王継承の宣言で、事態の重大さを把握していた。

まさか自分の子供が…信じられない思いでいっぱいになった。

「アン、一応ナオミには口止めしたわ。後は私たちに任せて。」

「奏美…どうしよう?大丈夫かしら?」

「大丈夫、ナオミは聡明な子よ。信じてあげて。時が来たらまた相談に乗るわ。」

「ありがとう。」