Morning moon

扉を開けて、森の中へ着くと、おばあちゃんが待っていた。

「よく来たね。さあ早く。」

時間がないので、ここで思い出話をしていられない。

城からの迎えのユニコーンに乗り、一気に森を駆け抜けた。

城に着くと、サランと奏美は別々の支度部屋に連れていかれ

お父さんとお母さんも、魔法で着替えさせてもらうため、別室に入った。

魔法はおばあちゃんがかけてくれた。


二人とも、魔法界の正装となる衣装を身にまとい、会場となる大広間へ向かった。

奏美は、真っ白なウェディングドレスと、アンとデイビスが作ってくれたブーケ。

そしてミリーが作ってくれた髪飾り。

全ての準備が整った。