奏美は、2倍恥ずかしくなって、先輩に背を向けた。
歩き出す奏美の背中に背後からとんでもないセリフが聞こえてきた。
「相葉さん。勘違いじゃないよ。」
「…!」
驚いた奏美が振り返った時には、先輩は角を曲がって行ってしまうところだった。
(勘違いじゃないって…本当に勘違いしちゃうよ…でもいいのかな…)
奏美は、大学に合格したら先輩に告白してみようと思った。
でもその時脳裏に浮かんだのは、銀髪の後ろ姿。
『大切な人だから』
その言葉が反芻される。
(私、どっちが好きなの?)
歩き出す奏美の背中に背後からとんでもないセリフが聞こえてきた。
「相葉さん。勘違いじゃないよ。」
「…!」
驚いた奏美が振り返った時には、先輩は角を曲がって行ってしまうところだった。
(勘違いじゃないって…本当に勘違いしちゃうよ…でもいいのかな…)
奏美は、大学に合格したら先輩に告白してみようと思った。
でもその時脳裏に浮かんだのは、銀髪の後ろ姿。
『大切な人だから』
その言葉が反芻される。
(私、どっちが好きなの?)
