「なんでこんなとこにあるんだ?」

「え?ここに置いてあったんじゃないの?」

奏美は驚いて聞いた。

「違うよ。突然消えたんだ。まるで瞬間移動したみたいに。」

「ええーー!?」

「おかしいな…。」

ブツブツ言いながら男子たちは、マットを持って行ってしまった。

(やっぱり、私の他に魔法使いがいるんだ…しかも身近に…)

奏美は確信していた。