ケラケラを笑いながら歩いていると、ちょっとガラの悪そうな二人組の男が歩いてきた。

奏美はさりげなく警戒した。

「おねーちゃんたち二人?ちょっと遊ばね?」

「遠慮しておきます。それに連れがいるので。」

「へーそのお連れさんってどこにいるの?」

こいつらはさっきから奏美たちに目をつけていて、連れらしき人物が回りにいないことを確認済みだった。

「ちょっと買い物に行ってるだけです!」

奏美も負けない。