詰まらない授業が終わり、私は部活に向かおうと廊下を歩いていると…








ドンッ


「きゃっ!?」




いきなり誰かが角を走って来て、私はその人とぶつかり楽譜が床に落ちてしまった。



「ちょっと貴方!
廊下は走らないでよ!!」

「あっ!
すみません……って…
あーーーーー!!!」


よく見ると男で、男は私の顔を見るなり、大声で叫んできた。


「もう、何なのよ!
突然叫ばないでよ!!
鼓膜が破けるかと思ったじゃない!」


「貴方もしかして、一年B組の覇岾 未来?」


「そうですけど?
てか、初めて会った人に呼び捨てにされたくないんだけど…」


「僕と付き合って下さい!!」


は……?

今コイツ何て言った?

さっきから、人の話し全然聞いてねぇし!


「ねぇ、ダメ?」

上目遣いで見てくる男…


意味分かんない……