スローペース



ボーリングで思った以上に盛り上がったため、もぅ6時を回っていた。


熱狂的な3時間を過ごしたわけだ。


「次どぅする??」

「「カラオケ行こ!」」


俺と翼は全力でカラオケの提案をする。


少しでもるなの心に俺を留めておきたい!!!


るなは時計をみて少し顔を曇らせる。

「るなぁ~行こうょ!!
ここで帰るなんて反則だょ」


翼がるなの頬をつねる。


「翼! 痛い痛い!!!」

「行こぉょ!
るな....お願い」


悲しげな顔にるなは頷いた。


るな.....

いい子だなぁ...


俺が惚れなおしている時に隣で優しげに優等が微笑んでいた。