皆の元に戻るともぅ既に学食を食べていた。
「千尋遅いょ!」
「探しに行った人の方が遅いってねー」
亜途と翼が笑顔でからかってくる。
いつもは笑って返すのだが今はそんな気分になれなかった。
小さな嘘を交えて無理に元気を装い曖昧に答える。
「だって見つかんなかったんだょ。
ばかるな!!
ばか健斗~!!」
顔を見て言えない自分を情けなく思った。
「ごめんね千尋君。
迷惑かけちゃって」
「千尋?
何処探してたんだょ~
ずっと教室にいたって」
健斗が笑っているのがわかった。
先に注文しておいたハンバーグ定食をほうばりながら
皆の様子を観察する。
翼はちゃっかり優等の隣に座り亜途は翼の話を盛り上げている。
それを聞いて笑っている優等。
2人で話微笑んでいるるなと健斗。
千尋は孤独を感じていた。
