そぅ

彼と出会った日は

朝からどーにかなるかと思うくらいの夏日

「あぢぃー」

太陽に手をかざし
わざとらしく眉間にシワをょせる。

これは亜途のくせ

「もぉ~そんな顔してるから男の1人も寄り付かないんだょぉ」
とからかう翼。

この会話はいつもの事。

そんな"いつも"が繰り返される日常で私は
「るみぃー???」
「どったのぉ??」

会話に一向に混ざろうとしない私に2人は心配な眼差しを向けてきた

「ハードル嫌い...」

「「あぁ~♪」」
2人は顔を見合わせ笑う

「翼さん聞いた?」
前の体育の授業でハードルを跳ばずに全て転びながら倒したとか!!」

「あらぁ~それじゃぁこれはお聞きになって?」
その後青あざだらけになって親は新たな病気と思って危うく入院しそぅだったらしいわょ~!!」

そして極めつけは
「「いやーねー」」
の一言だ。

私は直ぐさま膨れっ面をして砂をいじり始めた。

「ぁはっ!
ごめんね~だって反応可愛いんだもん!!」

「悪かったょぉー」

謝る2人を知らんぷり

そこに
「なぁーにゃってんの」