午後の授業に入り、昌人の疲労はいよいよ重くなってきた。
昼食を摂ったせいか、授業に入るとすっかり眠り込んでしまった。
すると、昨夜夢にあらわれた祖母がふたたび昌人の夢の中にあらわれたのだった。
こんどは昌人の席の前の男子に重なるようにして祖母は昌人の方を向いて、必死になにかを拝んでいる様子だった。
夢の中で祖母はなにか言葉を発していたようだったが、言葉までは聞き取ることができない。
祖母の言葉は教師が語る教鞭のようにも聞こえる。
昌人自身もいちおうに教師の方向を向いているかのようだった。
白昼夢といっても過言ではないできごとがいま昌人の目の前で起きていた。
やがて授業終了と共に必死に拝む祖母は消えていった。
休憩をはさんでふたたび授業が始まるが、昌人はなにか釈然としないものが残り、授業にも耳を傾ける気持ちにはなれなかった。
もしかしたらばあちゃんは自分たちのことを心配しているのではないか……
もしかしたらあの時洞窟にあらわれたのは自分のばあちゃんなのではないだろうか……
もしかしたらばあちゃんは自分たちに降りかかる災いを必死に拝んで祓っていたのではないだろうか……
そんな疑念が湧いてきてしまう。
昼食を摂ったせいか、授業に入るとすっかり眠り込んでしまった。
すると、昨夜夢にあらわれた祖母がふたたび昌人の夢の中にあらわれたのだった。
こんどは昌人の席の前の男子に重なるようにして祖母は昌人の方を向いて、必死になにかを拝んでいる様子だった。
夢の中で祖母はなにか言葉を発していたようだったが、言葉までは聞き取ることができない。
祖母の言葉は教師が語る教鞭のようにも聞こえる。
昌人自身もいちおうに教師の方向を向いているかのようだった。
白昼夢といっても過言ではないできごとがいま昌人の目の前で起きていた。
やがて授業終了と共に必死に拝む祖母は消えていった。
休憩をはさんでふたたび授業が始まるが、昌人はなにか釈然としないものが残り、授業にも耳を傾ける気持ちにはなれなかった。
もしかしたらばあちゃんは自分たちのことを心配しているのではないか……
もしかしたらあの時洞窟にあらわれたのは自分のばあちゃんなのではないだろうか……
もしかしたらばあちゃんは自分たちに降りかかる災いを必死に拝んで祓っていたのではないだろうか……
そんな疑念が湧いてきてしまう。


