その日の夜、昌人は奇妙な夢を見た。
それは眠っているはずの昌人が、胸になにかが重くのしかかってくるような重圧がかかってくることで目を覚ますと、胸の上で祖母が正座をした状態で手を合わせて必死に拝んでいる姿が目に飛び込んできた。
その祖母の姿が先日、御宿穴の洞窟で見た宙に浮かぶ老婆と重なって見えた時、昌人は胸中に戦慄が走った。
「なんでばあちゃんが……」
そう呟いたところで祖母はあいかわらず昌人の胸の上で手を合わせ、必死の形相で拝んでいるだけであった。
その表情はふだんおだやかな表情の祖母とはうって違い、なにかにすがるような悲壮感さえも窺えるが、必死の形相が昌人にはえもしれぬ恐怖に感じ取れた。
「ばあちゃんどうしたんだよぅ?」
祖母に話しかけてみるが、祖母はなにかに向かって必死に拝んでいると見えて祖母に対して言葉は伝わらないようであった。
やがて祖母は空中のブラックホールに吸い込まれていくようにして頭から徐々に、徐々に消えていってしまった。
それと同時に昌人はふたたび深い眠りについていた。
それは眠っているはずの昌人が、胸になにかが重くのしかかってくるような重圧がかかってくることで目を覚ますと、胸の上で祖母が正座をした状態で手を合わせて必死に拝んでいる姿が目に飛び込んできた。
その祖母の姿が先日、御宿穴の洞窟で見た宙に浮かぶ老婆と重なって見えた時、昌人は胸中に戦慄が走った。
「なんでばあちゃんが……」
そう呟いたところで祖母はあいかわらず昌人の胸の上で手を合わせ、必死の形相で拝んでいるだけであった。
その表情はふだんおだやかな表情の祖母とはうって違い、なにかにすがるような悲壮感さえも窺えるが、必死の形相が昌人にはえもしれぬ恐怖に感じ取れた。
「ばあちゃんどうしたんだよぅ?」
祖母に話しかけてみるが、祖母はなにかに向かって必死に拝んでいると見えて祖母に対して言葉は伝わらないようであった。
やがて祖母は空中のブラックホールに吸い込まれていくようにして頭から徐々に、徐々に消えていってしまった。
それと同時に昌人はふたたび深い眠りについていた。


