もともと夢月も輝彦や昌人から誘われれば一緒になっていたずらをするタイプだったため、輝彦の話に興味を抱いて聞いている姿勢は至って真剣だった。
「なぁんだ、ていうか、オバケがいるっていううわさを流す予定が本当にオバケを見ちまったっていうことか」
話の一部始終を聞いた夢月が笑いながら納得をしている。
「それが笑いごとじゃないんだよ。 なんせ、宙に浮くバアさんだぞ!」
昌人がまじめな顔をして夢月をいさめる。
昌人自身は御宿穴の老婆のことを本当に幽霊だと思っている。
実際、朝から妙に身体がだるくて疲れているため、幽霊にとり憑かれたかと思っていた。
ジュースを軽くひと口飲んで憤りをまぎらわす。
「てゆーか、マサぁ聞いてくれ。 よくよく考えたらあの洞窟って鳥居はあるし、地蔵はあるし、なによりも壁は岩肌だけど道っていうの? 足許は踏み固められていたじゃん。 て、いうことは人の手が現在でも加わっているってことなんだよ。 それで、あのバアさんなんだけど、なにか箱の上に乗っているとしたらどうだ? それなら宙に浮いて正座をしていたってことになるし、説明になるじゃんよ。 そりゃーさ、オバケがいるってうわさは流したけれど、ホントのオバケはシャレになんねーじゃんよ。 それでおれはそうやって納得したんだ」
「なるほど、それも一理あるね」
夢月が納得をして小首を縦に振った。
実際の現場を見ていない夢月だけに輝彦の言葉は説得力を帯びていると感じたからだった。
「なぁんだ、ていうか、オバケがいるっていううわさを流す予定が本当にオバケを見ちまったっていうことか」
話の一部始終を聞いた夢月が笑いながら納得をしている。
「それが笑いごとじゃないんだよ。 なんせ、宙に浮くバアさんだぞ!」
昌人がまじめな顔をして夢月をいさめる。
昌人自身は御宿穴の老婆のことを本当に幽霊だと思っている。
実際、朝から妙に身体がだるくて疲れているため、幽霊にとり憑かれたかと思っていた。
ジュースを軽くひと口飲んで憤りをまぎらわす。
「てゆーか、マサぁ聞いてくれ。 よくよく考えたらあの洞窟って鳥居はあるし、地蔵はあるし、なによりも壁は岩肌だけど道っていうの? 足許は踏み固められていたじゃん。 て、いうことは人の手が現在でも加わっているってことなんだよ。 それで、あのバアさんなんだけど、なにか箱の上に乗っているとしたらどうだ? それなら宙に浮いて正座をしていたってことになるし、説明になるじゃんよ。 そりゃーさ、オバケがいるってうわさは流したけれど、ホントのオバケはシャレになんねーじゃんよ。 それでおれはそうやって納得したんだ」
「なるほど、それも一理あるね」
夢月が納得をして小首を縦に振った。
実際の現場を見ていない夢月だけに輝彦の言葉は説得力を帯びていると感じたからだった。


