爽やか王子と内気少女




「私は自分に自信が無いの。
特に取り柄も目立つ物も無いし。だから、皆から人気者の永井君とは正反対だと思うんだ」




「………じゃあさ~



自信持てるようになれば良いんじゃない?」






「……へ?」






単純な様な弥生ちゃんのまさかな発言に、

私は口をポカンと開いたまま、弥生ちゃんを見つめた。




「何?だって、自信持てば永井の事も前向きに考えられるでしょ?

何かしないで諦めるならさ、とことんやってみるのも良いんじゃない?


梨華や他の人なんて考えないで、自分の事を第一に考えなきゃ!香が勿体ないよ?」






「私が…勿体ない?」





弥生ちゃんの言葉に、気持ちが晴れて行く。



「そっか……うん…」

私はブツブツと呟いた。