私は、読み聞かせに興味があった事もあり、それから数日もしない内に市民図書館へ来ていた。
「図書館は涼し~」
あれから元気になった弥生ちゃんは、嬉しそうに図書館に入った。
「新垣…」
弥生ちゃんに続けて入ろうとした私を田中君が止めた。
あれからどう話し合ったのか、保留という形になったらしい。
「西川の事ありがとな」
一言言って、田中君も入って行った。
私も中に入ると、涼しい空気が身体に当たった。
「新垣さん!」
江角君が小走りで私たちの側へ来た。
意外と人が居たのでキョロキョロしながらも、江角君についてカウンターへ行った。

