「つ、次の者!!」 めちゃくちゃになった会場の中に響く、焦りと狼狽で裏返った家来の声に従い、出てきたのは巷で噂の魔術師・清龍でした。 「君の噂は僕も耳にしているよ」 期待をしているような言葉を清龍にかける魔王。 その言葉を聞いているのかいないのか、清龍はぼそりとつぶやきます。 「……つーか、ここどこ?」 これにはみんなビックリ仰天。 「城に迷い込んでたまたま流れ着いたのか……」 家来はすっ転び、さすがの魔王も玉座から半分ずり落ちてしまいました。