パクッ。 『……!?!?』 「およよっ!?☆」 視界いっぱいに突如現れた誰かの顔。 その人は目の前で大きく口を開け、フォークに刺さったモンブランをかっさらった。 顔近っ!! っていうか今の顔、見たことあるような……? でも、まさかあの人がこんな所来るはずないし……。 ゆっくり、非常にゆっくりと顔をあげる。 そして視界に入ったのは……? メンバー中、ケーキ屋さんという場所が似合わない男NO.1の遥だった。