「あっ、ヒカちゃん。

どこ行くの?☆」


エレベーターに向かって廊下を歩いていると、すぐに由依に出くわした。


『ん~、ちょっとお買い物』


「僕も行く~☆」


ルンルン気分で鼻歌でも歌い出しそうな様子の由依。


これじゃ断れないよね。

まあ、断る理由も特にないんだけど。