私こそ光る☆君 ~番外編~

わりと近くにあった本屋に入ると、清龍は店内を目当ての本を探して歩き回り始めた。

その後ろを由依と並んで歩きながら考える。


清龍ってどんな本読むんだろう?

雑誌?

漫画?

推理小説?

はたまたハーレークインロマンス?

う~ん、なんか全部違う気がする……。


「あっ……」


『うん?』


突然発せられた清龍の声に反応してその姿を見上げるとどうやら目当ての本を見つけたらしい。