翌日。



「……すげぇ、眠い」


どよーんとした空気をまとって学校に姿を現した遥。

その様子はファンの子でもちょっとの間、遠巻きにしちゃうくらい悲惨だった。


「ハルちゃん、昨日何時まで課題やってたの?☆」


「……4時」


ハハハ、ご愁傷様……。




「あら~、どうしたの?

みんな偉いわね、芸能科の子は課題強制じゃないのに……」


とは、ルリちゃんの言葉。


それを聞いた遥はショックと疲労のあまり、気絶するのだった。




☆おしまい☆