異様なテンションで行われたジャンケン大会の結果、遥、清龍、由依、紫水、私の順にグラスを選ぶことが決まった。 「こういうのは匂いを嗅げば分かんだよ」 そう言ってグラスを手に取り、嗅ぎまわる遥。 「あっ、ハルちゃんズルイ!!☆」 「ズルくて結構。 これは死活問題なんだ。 ……これが一番メロンソーダっぽいな」 散々時間をかけ、ようやく遥はグラスを選んだ。