…私は、

これを見た時、紅太がどれだけ私を好きでいたかが分かった。

そして思った。

毎日の日常が、宝物で、

それを気付くには、宝物を失ってからでないと

気付かないと…

今日、身をもって感じた…

紅太のぬくもり…

それを気付かせてくれた紅太に…

「お礼をしなくちゃ…ね。」

私は手紙にそっと、キスをした。