拝啓久瑠美。

この手紙を読んでるとき、僕はもう死んでるよね?

今回、手紙を送ったのは、君がどういう風に僕の瞳に映っていたかを綴りたいと思います。

まだ、久瑠美ちゃんって呼んでいたことは、いろいろひどいことを言ったりして、ごめん。

俺が治ることがない原因不明の病気になったって先生から聞いたことは君もしってるよね?

皆に嫌われたくなくて、つい、ひどいことを言ってしまった。

でも、俺が学校をはなれて、空気の良いところへ行くときに、ずっと付き添ってくれたよね。

君は他人に口を出さない癖に、妙に頑固なところもあったね。

たぶん、この頃からその笑顔に励まされて…惹かれてたんだとおもう。

ねぇ、久瑠美。

君は今、幸せ?

寂しい思いをさせてごめんね…

でも、君には笑顔でいてほしいんだ。