悠希ちゃんなの?
こんなことしたの…。


頭が働かない。
何も考えられない。


さっちゃんは私を心配そうに見つめている。





気がついたら走り出していた。
あの場所から逃げたかっただけ。


悠希ちゃんと再会しなければ…
こんなことにはならなかった。


着いた場所は屋上だった…。


でも、屋上に来たことをすぐに後悔した。



そこには楽しそうに微笑む悠希ちゃんがいたから……。