「そんなー!先生、何とかならないんですか?というか、まだ5月なのに、何で留年のピンチなんですかー!」

先生の腕を掴んで必死に訴えると

「お前の成績があまりにも悪いからじゃー!」

と先生は言って

私にでこピンをした。

......痛い......


「いいか?お前、自分のこの間のテストの点数を思い出してみろ。8教科中6教科の点数が一ケタだぞ?最高点でも28点!最低点だと0点......。平常点もあげようと思っても、お前は授業中ずっと寝ているから、あげたくなくなるし!」

......ヒドい......

まぁ、おっしゃる通りなんだけどさっ。

だって......授業が始まると、すぐに眠くなっちゃうんだもん。

私は、おでこを押さえながら、軽く唇を尖らした。

その間も先生のお説教?はまだ続いてて......

「とにかくだ!たとえお前が、一生懸命勉強しても、40点台が限度だろう。もうすでに留年が確定したって事だ。」

先生......

一生懸命頑張っても40点台って......

私には、30点台が限度だよ☆