「雪だぁー!!!!」
授業中だからなんて
関係ない。私のクラスは雪くらいで騒ぎだす。
もちろん、私もその中の1人…というより私が騒ぎだした犯人だ。

―高野 愛生―
 中学1年生のまだまだ
 元気ありあまる、12歳 だ。成績は…普通。
 でも部活のバドミントン は得意。

「愛生…あんた騒ぐタイミングおかしいからっ!! 勉強中だっていうのにっ…。さすが問題クラスだねぇー♪♪♪」
「だって初雪だよっ!?
騒いじゃうに決まってるぅ♪ひゃあーっ!!気分上がるわぁ!!まりもおいでっ?」
―私の親友。原田まり。
 私の心の支えで一緒のク ラス、部活の友達。そし て本当に大事な友達。
「仕方ないなぁっ♪♪
雪ーっ!!」
「まりも騒いでんじゃんかぁー!!ばかーっ!」
「ばかっていうなっばか!!!」
―さすがにもう、先生も呆れ顔だ。私のクラスは1年B組の通称「問題クラス」
…先生もおてあげ。
問題が起きたらこのクラスは関わっている事が多い。学校全体に知れ渡っていてありえないくらい目立っている。
私もその中の1人…。
私は目立ってるのかなぁ?わからないけど、クラス自体はもう問題だらけ。
気にはしてないけど。