「すごーい!やっぱり高いなぁっ!」


「ほら、見たでしょ。もう帰ろっ」


「やだやだ、登るっ!」


「何言ってんの密紀~」



結局、
駄々をこねるあたしに
根気負けした由里は
あたしのわがままに付き合ってくれた