「次はB組がダンスを踊ってくれます!」



あれから日も暮れ始め


私たちはキャンプファイヤーをするために芝生のところへと移動してきた。



生徒たちの気分のボルテージは恐らくMAXを超えきっているだろう。



周りを見渡すと、

友達同士で仲良く話している人もいれば

カップルなのか皆に見えないように手を繋いでいる人達もいる。



私はと言うと……



「ねぇ。石田さん、私達のスタンツってなんだったっけ?」



クラスでも大人しい感じの女の子数人と一緒。



千秋は違うところでわいわいやってるんだ


楽しんでるのに悪いからね


「お前、一人だな〜寂しいな」



傷心していた私の心に突き刺さるぐらい痛い言葉が入ってきた。