「馬鹿……!」 私はナイフを置いて シアに抱きつく そして笑うどころか 泣きじゃくってしまう 「泣いてばかりじゃいけないよ…クレア」 そう言うと シアは私の額にキスした 「クレアは笑っていた方が綺麗なんだから。僕は笑ったクレアが好きだよ」 「……シア…」 シアがふわっと笑うから 私も目に涙を溜めたまま ほんの一瞬 笑った