◆ 2番目の人魚姫




「一番上の兄が言ってたよ。クレアは昔会った人魚姫に似ているって」


「……そう」


「もしもクレアが人魚姫だとしたら――…」


シアは晴れた空に映える海を見つめて

少し悲しそうな顔をする


「君は…復讐しにきた?」



100%当たっている推理に
私は言葉を詰まらせる