「お空すっごくキレイだね!まるですいこまれそう」



「っ・・・。そうだね」




一瞬、空を見つめるリカちゃんが本当にこの青空のところにいってしまう気がした。






「…叶音お姉ちゃん。学校は楽しい?」



「うん。楽しいよ」



「リカも学校行きたいな…」



「・・・・」


その言葉があまりにも重くて何も言えなかった。





「リカね。大きくなったら看護婦さんになりたいの」



「看護婦さん?」



「うん!リカ、ずっと病院にいるから何をするにも傍にいてくれて…。
だから、リカも看護婦さんになって苦しんでいる人の役に立ちの!」