*** 「叶音ー!」 「ま、繭」 翌日、翼と一緒に病院を訪れた。 「おはよう!天越くんも今日はわざわざありがと!」 「いや。山本は?」 「もう部屋にいるよ。いこっか」 相変わらず笑顔の繭。 私も子供たちと遊ぶのはすっごく楽しいし、翼がいるのも嬉しい。 でも、何かが心にひっかかっていた。 「叶音お姉ちゃん!」 部屋に入るとギュウっと抱きしめられた。 でも、この感覚は見なくても誰だかわかる。 「おはよう、リカちゃん」 「おはよう!リカ、ずっとお姉ちゃんのこと待ってたんだよ!」