「私、ちょっと見てくる!」 「叶音ッ!」「神埼さん?!」 繭やみんなを置いて、私は黒い物体を追いかけた。 「ハァ・・・・ハァ・・・」 さっきから走っているのに見つからない。 すると、数十分前までいた音楽室についた。 「ハァ・・・・どこに行った?」 周りを見渡しても、何もいない。 その瞬間-- “バンッ!” なにかが後ろから現れた。 そして、そのまま私のほうに突っ込んできた。 コイツ・・・ 神力で滅してやる! そう振り返った瞬間、 「っ・・・!」 えっ・・・